カジノの世界都市『マカオ』。8月のマカオカジノ収入が、5.5%増に加速し、絶好調ぶりを示しているようだ。
マカオ政府賭博監査・調整局が3日発表したマカオの8月のカジノ収入は、前年同月比5.5%増の261億3600万マカオパタカ(約2559億8,500万円)だった。今年最高額となる数字で、昨年10月の過去最高額に次ぐ史上2番目の好記録だった。
中国本土からの個人旅行客が景気を牽引している。マカオのカジノ収入は昨年、前年比42.2%増で過去最高額となる約2678億6700 万パタカを記録した。6月には台風8号(アジア名・ヴェンセンティ)襲来なども影響したが、伸び率はやや減退しながらも好調を維持している。
カジノ大手4社の2012年6月中間期決算では、カジノ収入は軒並み増加した。昨年『ギャラクシー・マカオ』をオープンした銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント)で前年同期比約2倍に増えたほか、米カジノ運営大手、ラスベガス・サンズ傘下の『サンズ中国』も『サンズ・コタイ・セントラル』の開業により24.4%の増収。
『新濠天地(シティ・オブ・ドリームズ)」などを運営する新濠博亜娯楽(メルコ・クラウン・エンターテインメント)は12.1%、米ウィン・リゾーツのマカオ子会社、『ウィン・マカオ』は0.3%、それぞれ増加した。 中国本土はカジノ賭博が禁じられているが、ここマカオは未だにポルトガル気風溢れる観光地である。ギャンブルを楽しみたい訪問者は、遠くのラスベガスより、近くのマカオ。香港経由などで訪ねてみてはいかが。
【記事:jiejie】参考元:3日付上海紙・東方早報(A26面)






